CROSS ROADが考える「シングルオリジンコーヒー」

cross road

シングルオリジンコーヒー

近頃、シングルオリジンコーヒーの人気も高まっています。通常のブレンドコーヒーとの違いがわかりにくいと思っている人もいるのではないでしょうか。シングルオリジンコーヒーは、一言でいうと“一つの生産地(農園)で生産されたコーヒーだけを分けて仕入れたもの”のことをいいます。生産者の熟練された腕があるからこそできるものです。

シングルオリジンコーヒーとは

シングルオリジンコーヒーを日本語で直訳すると“単一産地”のことをいいます。ブレンドコーヒーとは違い、一つの農園にて作られたコーヒーごとに出荷します。農園にとっても育て方の違いはもちろん、環境や精製方法・熟度などの差が出てきます。さまざまな要因によってもコーヒーの風味が変わってきます。農園ごとに異なる個性を楽しむことが、シングルオリジンコーヒーの良さと言えるでしょう。

シングルオリジンコーヒーのメリット

シングルオリジンコーヒーは、他のコーヒーとは違うメリットがあります。

■トレーサビリティに優れている
シングルオリジンコーヒーは、他のコーヒーと比べてもトレーサビリティに優れています。今までは大まかにまとめられていた産地情報も、シングルオリジンコーヒーを使えば簡単に追跡できます。どんな生産者が作ったコーヒーなのか、産地ごとのストーリーが見えると、よりコーヒーに対して愛着を持てるようになります。生産者の顔が見えることも、シングルオリジンコーヒーの魅力と言えるでしょう。

■農園の個性を知る面白さを実感できる
シングルオリジンコーヒーは、農園について深く知ることにも繋がります。同じ農園でも品種ごとにロットを分けることもありますし、精製方法を変えてロット分けすることもあります。より細かい個性を楽しみたいと考えている人にとっても、シングルオリジンコーヒーは使いやすいと思います。品種による個性も感じられますし、精製方法による違いをダイレクトに実感できます。

■サスティナビリティに役立つ
コーヒーの歴史は古く、大量消費や低価格帯の問題がありました。薄利多売になり農園の労働環境がいいとはいえない状況が懸念されています。シングルオリジンコーヒーであれば、生産に対して正当な対価をつけられるようになり農園にみあった報酬を受け取れるようになります。持続可能な経営=サスティナビリティも期待できるのです。

まとめ

コーヒー好きな人にとっても、生産地にまで目を向けている人は少ないかもしれません。シングルオリジンコーヒーは、農園そのものに目を向けトレーサビリティを知るきっかけにもなります。農園ごとに異なるコーヒーの魅力を実感してみてください。